加工技術紹介

加硫接着工程の流れ

STEP
部品洗浄-A

部品(SK5、SUS、黄銅等)を脱脂洗浄します。
自動洗浄機での処理の為、バラつきが少なく、安定した品質が保てます。

STEP
表面処理

ゴムと部品の接着強度を高めるためにブラスト機にて部品の表面を粗します。
ゴムと部品の材質、接着剤の種類に応じて研磨剤は2種類(粗・細)を使い分けます。

STEP
部品洗浄-B

部品に付着した研磨剤を落とすために再度洗浄を行います。

STEP
接着剤塗布

表面処理を施した部品へ接着剤塗布を行います。
自動塗布ロボットの導入により、ムラのない均一な塗布が可能となっています。

STEP
加硫接着

ゴム加硫用プレス機と金型を使用し、未加硫ゴムと接着剤を塗布した部品を加硫成形と同時に一体化します。
加硫成形とは未加硫ゴムに熱と圧力を加え、加硫させながら、金型の形状にゴムを成形する工法です。

STEP
二次加硫

一次加硫品(加硫成形品)を恒温槽に入れて熱処理をします。
二次加硫は加硫成形(一次加硫)とは違い圧力はかけず、空気中の常圧で加熱処理をします。
加硫条件はゴム材質により残留成分の加熱除去や加硫反応の安定化を目的として行います。

STEP
仕上げ

製品のバリ仕上げを行います。
仕上げ方法は手仕上げの他、仕上げ用抜きプレスを使用した型抜き仕上げがあります。
製品形状・ロット数に応じてより良い仕上げ方法を検討します。

STEP
外観検査

基本、全数外観検査を実施しております。検査は社内で認定された検査員が実施しています。
定期的な検査レベルの確認を実施しており、検査基準のバラつきを最小限に抑えています。

STEP
梱包・出荷

製品にキズが付かないよう確実な梱包をし、お客様の元へ製品をお届けします。
近郊のお客様にはルート納品のご利用も可能です。遠方のお客様は外部運送便を使用しお送りいたします。


上記は弊社加硫成形工程の一例です。